太陽会について 理事長挨拶(2019)

2019年 理事長挨拶

 2018年は、12月に複合施設Sun OURSが竣工し、短時間通所リハビリテーション施設「Sun Daycare(サン・デイケア)」と企業主導型保育事業「OURS baby(あわーず ベビー)」が開設されました。
 「Sun Daycare」は、医療保険によるリハビリが制限されてゆく中、機能維持のためにリハビリを続けたい比較的お元気な高齢者向けに、介護保険を使い、より快適に短時間でリハビリサービスを提供します。
 また「OURS baby」は、開設後2年あまりで入園困難となった「認定こども園OURS」を補完し、待機児童を無くすことは勿論、企業主導型の特徴を組み合わせることにより、利用者のニーズに幅広く対応することを目的にしています。さらには比較的お元気な高齢者と0歳から2歳までの乳幼児のふれあいによる相乗効果も大いに期待しています。

 また医療サービスにおいては、亀田ファミリークリニック館山からの事業を継承する形で在宅医療サービスの充実を目指し、2018年12月に「訪問看護ステーションおひさま」が開設されました。そして南房総市と地域医療連携推進法人を立ち上げ、将来に向けた地域包括ケアシステムの構築に着手しました。首都圏では初の事業計画となります。 

 さらに今年は、外国人を対象とした人材養成事業をスタートいたします。予想通り、日本の少子化、人口減少は大きな社会問題となり、様々な分野での人材不足が深刻化してきたことを受け、政府も遅ればせながら外国人労働者の受け入れ拡大についての議論や制度改革に取り組み始めました。太陽会ではいち早く若者支援のための看護師養成や子育て支援に力を入れてきましたが、さらに介護士や調理師といった今後圧倒的に人材不足が予想される職種について、外国人の受け入れと教育・養成システムの策定を事業化します。

 確かに人材養成は、組織にとって経済的に大きな負担となりますが、中長期的には人材こそが、太陽会の最大の財産であり強みとなることは間違いありません。しかし職員の理解と協力なしに継続は不可能です。素晴らしい地域未来を作るために最も必要で確実な投資は人への投資ではないでしょうか。今年も皆で力を合わせ、明るく前向きに町づくりに取り組んで行こうではありませんか。

2019年 元旦

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