太陽会について 理事長挨拶
2025年 理事長挨拶

平和で幸福な社会のために、地球人になりましょう
明けましておめでとうございます。
今年こそは、平和な明るい年になってほしいと願っています。しかし、近年ロシア・ウクライナ戦争やイスラエル・パレスチナ戦争をはじめ、世界中で多くの戦争やテロ行為が行われています。科学がこれほど発達し、豊かな社会になってきたにも拘わらず、なぜこのように野蛮な殺戮が繰り返されるのでしょうか?人間はどこまで愚かなのでしょうか?
このような時代背景を受け、昨年ノーベル平和賞に、日本原水爆被害者団体協議会が選出されました。人類が作り出してきた科学技術の進歩は、豊かな生活をもたらすと同時に大量殺人・大量破壊の為の兵器や、気候変動にみられるような地球の環境破壊を作り出してきました。このままでは、人類は人類の手によって滅んでしまうかもしれません。
一方、世の中はDX、AI時代となり距離や言葉の壁がどんどん低くなっています。太陽会においても、現在多くの外国籍の若者が活躍しています。さらに、昨年開学した安房医療福祉専門学校南房総校では、8割以上の学生が外国籍です。少子高齢化、人口減少の進む日本にとって、海外からの人材は不可欠です。しかし日本は事実上海外からの移民、難民を拒んできました。政府は未だに外国人の受け入れに消極的で、多くの規制を課しています。しかし、日本と同様に少子高齢化が進む韓国では、外国人の受け入れに対しすでに大きな政策転換をしています。
多様性の時代と言われる現代社会において人種や宗教、国籍、ましてや国土にこだわる必要があるのでしょうか?個人的に信じている宗教や民族意識を否定するわけではありませんが、宗教や民族の違いによる戦争やテロ行為がいまだに続いている事実は、あまりにも時代錯誤で愚かとしか言いようがありません。
21世紀のグローバル社会において、平和な豊かで持続可能な人間社会を作るために、まず自らを地球人として捉えてはいかがでしょうか?幸せな生活や人生にとって、心身の健康と社会の平和が大前提になると思います。更に人間が住み続けられる地球環境を守るためには世界中が一致団結し取り組む必要があります。今こそ地球人として、お互いを認め合い、尊重しあい、協力しながら幸せな社会を築いてゆくべきだと思います
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競争から協調へ、所有から共有へ!本年もよろしくお願いいたします。
2025年 元旦