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介護士の卵 ~視覚障害に応じた介護の学び

介護士の卵 ~視覚障害に応じた介護の学び

2021年4月19日(月)

太陽会では、職員を、介護福祉士の養成校などでの教育に参画させ、広く地域に必要な介護人材を育てる取り組みを行っています。特別養護老人ホームめぐみの里の三浦真澄主任・作業療法士は、今年度も、兼務講師として、亀田医療技術専門学校介護福祉学科の授業を担当することとなりました。

4月のある日、三浦講師の授業「生活支援技術Ⅴ」の取材に伺いました。
この日のテーマは、「視覚障害に応じた介護」の演習です。まず、全員が、視覚障害を実際に体験することから授業はスタートしました。体験終了後、「怖い」、「見えにくい」、「難しい」、「手を使うとわかりやすい」、「色があるとわかりやすい」といった感想が聞かれました。

視覚障害のある人は、様々な不便さを感じています。私たちの身近な高齢者施設にも、加齢による視覚障害を発症する入所者もおられます。介護士として、実際に食事や排せつ介助をする時も、工夫をすることでより良い支援につながることを伝えました。

「生活支援の心構えとして、① 具体的に何がしたくて、何に困っているのか、一人ひとりの話をしっかりと聴くことが重要で、② その人が自立した生活へ踏み出す第一歩を支援することが大切です。」(三浦講師)

住み慣れた地域で障害のあるなしにかかわらず生活していくのが本来の姿という、ノーマライゼーションの考え方を踏まえて、日常生活におけるさまざまな支援を学び、校舎の外へ出て、全員で、移動の支援(歩行誘導)を演習しました。

講師コメント:
視覚、聴覚、身体の障害、内部障害や精神障害など、様々な障害を抱えながら生活されている方はたくさんいます。その方々を、「障害や疾病があるから○○ができない人」と考えるのではなく、障害や疾病について理解した上で、個々のご利用者の「○○したい」「○○はできる」を大切に、多職種と連携しながら支援していく必要があります。
私もご利用者の生活支援を行う専門職の一人ですが、ご利用者の生活に直接かかわるのは、介護福祉士の皆さんです。障害や疾病を抱えながらも、人生の楽しみを感じながら、ご利用者一人ひとりが望む生活が継続できるように、具体的にどんな支援が必要なのか一緒に学び考えていきたいと思っています。

取材協力:亀田医療技術専門学校